商品ストーリー

「元々はデザートとして出していたんですけど、家でも食べたい！お土産にしたい！という声に応えて商品化した」と話すのは、1993年創業のフレンチレストラン木香里（きこり）のオーナーシェフ松永さん。朝採れ卵を使った濃厚でなめらかな食感が好評で、上層の生クリームは爽やかな甘さがたまらない一品。食後にすっと引いていく上品な甘さが特長だ。美里町にはあまり手土産品がなく、このプリンが一助になればと「美里ぷりん」と名付けた。
地域の掘り起こしを気にかけていた松永さんが次に着目したのが「恋人メロン」。九州で一人しか作っていない幻の品種で、聞けば傷などが入った商品にならない物など結構な量を廃棄することが多かったそう。
「味は変わらないのにすごくもったいないじゃないですか。それで廃棄するものを買い取って新たな商品を開発した。水分が多い果物なので加工が難しいのですが、美味しくできあがったと思う」と話す。
美里ぷりんの甘みやなめらかさを生かしつつメロンの風味を引き出し、爽やかですっきりとしたフルーティな味わいが特徴だ。贅沢な食材を使った「恋人メロンプリン」は、お土産にはもちろん記念日にもぴったりで県外からの注文も多いそう。
昨年末から販売を開始したという「阿蘇の牧場チーズプリン」は、「らくのうマザーズ」との共同開発品。阿蘇ミルク牧場の大自然の中で育てられた乳牛のミルクとチーズを贅沢に使い、マイルドな甘さととろけるような食感で既にファンも多い一品だ。
レストランのデザートから始まったプリンは、美里町という環境だからこそできた松永さんの結晶のような存在。美里町の存在をもっと知ってもらいたいという思いを胸に、3種類の絶品プリンを味わいたい。